- Active Graduates 卒業生の活動~ ホリスティックに生きる ~

”本当の幸福とは、魂が喜ぶことを続けること”

梶 純代さん(第3期卒業生)

今回ご紹介するのは、NTI第3期卒業で日本屈指の「発酵菌博士」梶純代さんです。というのは私見ですが、本人いわく、無類の「菌マニア」。菌を愛し、菌に尽くし、菌と共に歩む彼女の生き方は、想像以上の過酷な体験から始まったものでした。

彼女はとても勉強家であり、今年で10周年になる「健康食品の店『宇(そら)』」(静岡県沼津市)を経営しながら、アロマやクレイセラピー・フラワーエッセンスの講座や、ローフード・雑穀・発酵食品などの料理教室を開催し、その知識を還元しています。一主婦であった彼女が、様々な健康に関連する事柄を学ぶようになったのは、18年前に出産したご子息のご病気と、その1年半後に発症した自身の自己免疫疾患がきっかけでした。当時、どちらも予断を許さない状況で、医者からは、一生薬とは縁を切れない、と言われていました。副作用もひどく、育児もままならない日々を過ごすうち、彼女は、母親としての本能に突き動かされて薬を断つことを決意し、紆余曲折しながら、その生活を15年続けています。語れぬ苦悩はたくさんあるでしょうが、今の彼女の身体は、確実に生きるためのパワーがみなぎっています。それは、おそらく、元々ある彼女の強い魂が、喜んでいるからこそ、身体も引っ張られて行くことになるのでしょう。

普段の彼女は、自身を過大評価も過小評価もせず、とても自然体で、周りを警戒させない緩やかな雰囲気を持っています。少しおっちょこちょいなのはご愛嬌で、芯が強く、心配りがあり、慈愛に満ちた方。物質的な欲がなく、周囲の人と共に生きているという意識の強い彼女は、皆が健康で幸せに生きていくことを願い、経験から培った様々な事柄を思いのまま発信し続けています。彼女のコロニーに足を踏み入れた人は、惜しみなく愛情を注がれ、生きる強さと生きている喜び、人の無限のパワーと限りある生への感謝に気付かされるのだと思います。

日々、忙しい彼女ですが、今後は「菌マニア」としてのスキルを存分に活かし、日本の得意芸である菌や発酵物の素晴らしさを世界に広めたい、と大きな夢を抱いています。いつの日か、味噌や糠床を片手に弁を振るう、彼女のはつらつとした笑顔を見られそうで、思わず顔がほころびます。

(2015年2月取材。内容はすべて取材当時のものです。