「いま、栄養学が変わる」
ホリスティック栄養学ベーシックゼミナール
- Active Graduates 卒業生の活動~ ホリスティックに生きる ~
「病気の原因は外ばかりにあるとは限らず、結局は自分で作り出すもの。それに気付くと変わる!」
山本 真由美さん (第1期卒業生)
温熱施療師歴10年という、ホリスティックカレッジ第1期生の山本真由美さん。
元々ご自身が温熱施療を受けていたアドナイエレ療法院の施療師養成講座を受けて、現在は当院と東京八丁堀にある心療内科ミチワクリニックにて、温熱施療に当たっています。手当てを施される側から施す側へと転身を果たし、10年もの間わき目も振らずに道を究めてきた彼女。ここまで来るには、たくさんの方のご指導と、数々の必然ともいうべき出来事の連続があったと言います。
ここホリスティックカレッジとも、出会うべくして出会ったという経緯があります。温熱施療師としてデビューして間もなく、アメリカ・ヒューストンにて行われた酵素療法の学会では、温熱療法のデモンストレーションの施療師に抜擢された彼女。その会場で同じテーブルを囲んだのが、ホリスティックカレッジの本校NTIのシャー・レベラー学院長だったそうです。会場には、著名人も多く、1990年代のNFL(アメリカンプロフットボール)の超有名選手で、数々の実績を上げたティム・ブラウン氏にも温熱を施しました。
帰国後、間を置かずして、竹内校長がNTI日本校(現:ホリスティックカレッジ・オブ・ジャパン)を設立することになり、彼女も自然な流れで入学されたそうです。
学んだ知識は、すぐに患者様へのアドバイスに活かされ、施療師として技術だけでなく、裏付けのある食事指導ができるようになったことが、大きな自信に繋がったと言います。
また、それだけではなく、ホリスティック栄養学特有の、心の在り方や精神面について学んだことが、偏りのない自分を育て、人としての深みを生み出し、予想以上に温熱施療師としての幅を広げたように感じているそうです。体の症状は、心の悲鳴が共鳴して表れるものだといいます。彼女が施す温熱療法は、基本的にはどの患者様にも同じ技術を提供するわけですが、一人ひとりの方を、体も心も考え方も生きる環境も・・・何もかも違う、オンリーワンの生身の人間であることを決して忘れず、丁寧に接しています。また、自身も日々変化をする生身の人間であることを自覚して、常に心身のコンディションを整え、その瞬間の患者様の状態を的確にキャッチできるよう、心掛けているそうです。
普段はごく普通の純朴な女の子という感じで、明るくさっぱりとして、人に気を遣わせることなく、さりげなく心配りをする人です。仕事をする彼女も、我を前面に出すことはなく、患者さんの気持ちを推し量りながら接しています。そんな彼女のモットーは、自分に与えられたポジションで任務を全うする、プロの施療師らしい心に響くものでした。
いつも心に、「今の積み重ねが未来を作る!」と言い聞かせているようです。
(2015年6月取材。内容はすべて取材当時のものです。)