- Active Graduates 卒業生の活動~ ホリスティックに生きる ~

子育てをしているから、今の大変さや大事さが分かり、 色々な問題を見ることができる。」

石井 由紀さん(第4期卒業生)

この人の強さって、一体なんなんだろう!? ずっと不思議に思っていた彼女の謎が、今回お話を伺ったことで少しは解けたような気がします。静岡・伊豆の国に住む石井由紀さん。 

 
通常は1年で卒業する「NTI認定栄養コンサルタント資格修得コース(通称:認定コース)」を、妊娠・出産のために1年間の休学をして、2年がかりで卒業を果たしました。認定コースは、レポート形式の課題提出が求められる、時間と根気を必要とする内容です。受講中、スクーリングに顔を出す彼女に対して、不安げな面持ちが印象に強く、失礼ではありますが、なんとも頼りない気持ちで見守っておりました。ところが彼女は、そんな私たちの心配をよそに、着実に歩みを進め、次第に自分の思いや卒業後の進路について楽しげに話してくださるようになりました。見事合格点に達し、卒業式で、食育活動という教える立場の仕事に携わりたい、と明言した彼女。その後、希望していた会社に就職し、最近になって、会社の事業の一環である「発酵教室」のスタッフを任せられることになった、と電話で連絡をくださいました。

それはもう弾むような声で、こちらの方が嬉しさのあまり興奮してしまうほどでした。それから1ヵ月ほど後、毎年恒例のカレッジ主催の夏期講座の会場で、にこやかに受付カウンターに近づいていらっしゃって、伸び伸びとした様子で近況をお話くださいました彼女は元々栄養士の免許を持ち、前職に就いていた頃に潰瘍性大腸炎に罹りました。3年ほどの入退院を繰り返すものの症状は思わしくなく、何かが足りないのではないかと、次に管理栄養士の資格を取得しましたが、それでも納得いく結果は得られませんでした。そんな中で長男を出産。ご自分の命より大切な存在ができ、この子を何とか守りたい、とワラをもつかむ思いでいたところ、当カレッジと出会うことになるのです。その頃、彼女のお腹には2人目の命が宿っていました。

 

その時の選択が、今の彼女の生き方に繋がったのだと思います。「できも悪かったですが・・・でも、その時にやってよかったんです。全てが繋がり、一番大事な今を気付けることができたんですから。」力強い言葉でした。そしてこう続きます。「子育てをしているから、今の大変さや大事さが分かり、色々な問題を見ることができる。」母親の生き方は子供に反映される。自分を信じ、子供を信じ、堂々と生きることの大切さに気付かされといいます。彼女の学ぶタイミングはその時だったんです。状況が整った時ではなく、気持ちが動いた時が始める時なのだと思います。そして、チャンスをつかみました。今後の彼女も常に心をオンにして、チャンスをものにし、人生を切り開いていってくれるものと思います。 

​(2015年7月取材。内容はすべて取材当時のものです。