「いま、栄養学が変わる」
ホリスティック栄養学ベーシックゼミナール
- Active Graduates 卒業生の活動~ ホリスティックに生きる ~
食や生き方のこだわりは、「こだわりをなくすこと」
柴田 睦さん(第4期卒業生)
この人がいてくれたら、気持ちが軽くなって、日常がワクワクして、平凡なことに笑いを感じ、何があっても踏ん張って乗り切れる・・・。同じ空間にいる人を和ませ、こんな思いにさせてくれる。ホリスティックカレッジを第4期生として卒業された、柴田睦さん。
以前からされていた「ヘソ按腹(あんぷく)」という療法を施す仕事のかたわら、卒業後すぐに、同期の卒業生と共に地元さいたまにて、その知識のアウトプットに務めています。ところで皆さん、「ヘソ按腹」をご存知ですか?もともと日本には、古来から「按腹」という伝統医療があり、腹の深部のコリを指で押しほぐして不調を改善する、という大変熟練した技術を必要とする療法です。それを、ヘソを中心として腹の皮膚表面を軽く刺激することで細胞を活性化し、免疫力を高めて健康の増進を図る、という方法に変化させたものが「ヘソ按腹」と言われています。
そんな仕事をされていることや卒業後の活動からもそうですが、普段の言動も含め、彼女そのものが、ホリスティックカレッジの本校である米国NTI学院長の教育理念である、ホリスティック栄養学の学びを通して「人を助ける能力」を授けるという言葉にふさわしい存在として成り得ている、と感じるのです。
常に周囲の状況を意識して、敏感に雰囲気を感じ取り、自らの立ち位置を調整して適した役割をこなしているようです。もちろんそれは、考えてなされているというよりは、彼女の持つ細胞がそう反応するようにプログラミングされている気がして、とても自然なのです。
そんな彼女らしさを伺える、食や生き方へのこだわりは、「こだわりをなくすこと」。
手作り酵素に出合ったことでホリスティック栄養学を学ぶことになった彼女。学ぶほどに、栄養素や身体の構造・仕組み以上に、その働きを左右する体内環境をどう色づけするかの鍵となる、『心の在り方』の重要性を知ることになりました。健康を意識するあまり、つい自身を追い込んで窮屈な環境を強いてしまいがちになりますが、そんな時、自分の身体の細胞たちがどんな顔をして休まず働き続けてくれているのか、思いを馳せてみるのも生き方を見直すきっかけになるかもしれません。自分を大切にするということは、他人を思いやることへの第一歩のように感じます。
今後は、現在行っている地元さいたまでのセミナーで、子供の食へ最も影響を与えるお母さん、妊婦さんに向けてメッセージを送っていきたい、とご自身の役割を見出していらっしゃるようです。
(2015年9月取材。内容はすべて取材当時のものです。)