「いま、栄養学が変わる」
ホリスティック栄養学ベーシックゼミナール
- Active Graduates 卒業生の活動~ ホリスティックに生きる ~
”食を通して、心も体も美しく健やかに”
北川 みゆきさん(第4期卒業生)
クライエントの心が折れるような悲しみ、苦しみさえも、全て笑顔で受け止めて、強く逞しいパワーで救い出してくれる、そんなイメージのある人。今回ご紹介する卒業生は、ホリスティック栄養学だけでなく、日本の管理栄養士の資格も持つ、北川みゆきさんです。
ふんわりした、やさしいお姉さんそのものの外見からは想像出来ない程、骨太で、案外、男前の頼れる存在。「大丈夫、やりましょう!」今にもはつらつとした声が聞こえてきそうです。皆に平等で、彼女のモットーである、「全てのことに心を込めて丁寧に」の言葉通り、常に誠実な言動は、信頼に値します。好奇心旺盛で、真っ直ぐ、爽やかな正義感に満ち溢れ、マイペースでありながら、強い信念を貫く姿勢が、彼女を大きくプラスに導いています。
”食を通して、心も体も美しく健やかに”そんなテーマを掲げ、フリーランスで幅広く仕事をこなす彼女。セミナー、イベント、講演会、レシピ開発、執筆、監修業・・・、その上、がんの先進医療を行うクリニックで、患者さんに対応して来ました。現在は、病院勤務を終え、以前から所属する、NPO法人日本食育ランドスケープ協会理事として、小中学校、栄養士研修会、自治体関係機関での食育講演に力を注いでいます。
ちなみに、ランドスケープという言葉には、背景や風景といった、広く大きな意味合いがあります。同協会では『食育』を広い意味で捉え、様々な方面からサポートしていく、偏らない、決め付けない、食の提案を大切にしているそうです。
食や健康に関する資格をたくさんお持ちだった彼女が、ホリスティックカレッジでの学びで、あらゆるものの根幹を知り、真実を見極める力を得られた、とおっしゃいます。将来の希望を「町の”かかりつけ栄養相談所”」と語る彼女は、健康を維持していくのは、本来、病院ではなく、病気を未然に防ぐための栄養相談の場である、と考えます。病気を遠ざける食、病気や不調と上手く付き合う食、健康を生み出す食、健全な心を育む食・・・。食べるって、おいしいんだ・・・、そう誰もが安心して微笑む町でありたい。近い将来、彼女の創る笑顔の町を見られそうで、楽しみです。
(2015年1月取材。内容はすべて取材当時のものです。)