「いま、栄養学が変わる」
ホリスティック栄養学ベーシックゼミナール
- Active Graduates 卒業生の活動~ ホリスティックに生きる ~
「 知らなかったから・・・」を理由に起こる悲劇を ひとつでも食い止めたい!
下國 順子さん(第1期卒業生)
クールビューティーという言葉がピッタリの今回の主役・下國順子さんは、ホリスティックカレッジ・オブ・ジャパンが、まだニュートリションという名称だった頃の当校に第一期生として入学しました。北海道在住の彼女は、学校説明会の帰りの飛行機の中で願書を書き上げ、翌日投函したというエピソードもある、決断力と行動力に優れた方であると同時に、情熱と冷静さの入り混じった、魅力的な女性です。
高校の家庭科教員として、主婦として、「食や生活」に関わり、人が健康に暮らすための指針を与える立場にいた彼女ですが、自身が妊娠性掻痒症という奇妙な病気に罹り、医者にも頼れず、自らのスキルも当てにならない状況で、一人もがき苦しむことになりました。それは出産後も続き、異常なまでの頭皮の痒みに、気も狂わんばかりでした。その地獄のような苦しみから解放してくれたのは、たったひとつの石鹸。普段使っていたシャンプーを変えただけで、彼女の身体は瞬く間に反応を示してきたのです。これをきっかけに、彼女は身の回りの生活雑貨や普段口にする食べ物を徹底的に調べ上げ、あまりにも真実を知らなかった自分に愕然とし、過去の自分に怒りと後悔の念を抱くのです。それは、新たに生まれた深い苦しみでもありました。
そこから、彼女はどう生きてきたのか!?潔く生活を一新し、自身で集めた真実を積み上げ、新たな価値観を構築していくのです。そんな折、ホリスティックカレッジの開校を知り、自らの求めるものがここにあると確信を抱く。その期待通り、ホリスティック栄養学は彼女のこれまでの知識を淘汰し、全てを体系付けて、何に目を向けるべきかを指し示してくれたと言います。
彼女は今、お子さんの通う学校のPTA活動をしながら、米国NTI認定栄養コンサルタントとして、講師活動や個人レッスンに力を注いでいます。また、働く女性の立場から、月一で「キラキラBeautyプロジェクト」を主催する他、サロン経営者とのコラボ企画で食の指導部門にも携わっています。決して押し付けず、選択の自由を持たせ、自らの意思を尊重するという考え方をベースにおき、社会生活を自然体で送れることを意識した食生活の提案は、彼女の経歴があったからこそ行き着いた方法であり、体系的な学びが出来たホリスティック栄養学だったからこそ生まれた発想だったのではないかと感じます。
自らの経験を元に、真実を伝えること、知識を提供することに重点を置き、「知らなかったから・・・」を理由に起こる悲劇をひとつでも食い止めたい、という一心で教育的活動に取り組む彼女。今度こそ、真の現実、人々を救える真実を伝えたい。それは、教える立場として、さらに自分自身を磨くことにもつながると確信しています。
(2015年4月取材。内容はすべて取材当時のものです。)